アウトガスによる気泡対策シール
アウトガスとは
発生の原因はプラスチックから放出されるガス(アウトガス)によるもので、これがラベルとプラスチック成型品との間に蓄積することで”膨れ”となります。ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、アクリル、ABS等のプラスチック材にアウトガスが発生しやすいと言われています。耐アウトガス(耐発泡)対応ラベルはアウトガスの発生する樹脂板に対して、耐アウトガス性能に優れている粘着ラベルです。
従来のアウトガス対策
従来は事前にプラスチック成型品を熱処理してガスを放出させたり、ポラスチックの表面にシボを付けてガスが抜けるようにしたり、あるいは比較的通気性のある合成紙基材のシール・ラベルを選定したり、強力な粘着剤で抑えつけるなどが採用されてきました。新しい設計の粘着ラベル
シール・ラベルの表面からだけでなく、側面からもガスを透過するため、印刷面にラミネート加工することも可能です。
耐久性にも優れ、アダプター、充電器、メモリーカードなどの表示用ラベル、化粧品・日用品をはじめ各種商品の表示シールなどにお使いいただけます。
製品仕様
表面基材 | 粘着剤 | 剥離紙 | 材質表示 |
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特殊ポリプロピレン系フィルム | 特殊アクリル系粘着剤 | 青色グラシン紙 | >PP< |